馬券がまだ今のような完全機械化する前、一人の器用な画工さん?が行った馬券偽造のドキュメントというか自伝というか。
3回警察に捕まった本人が書いてます。
悪いことをしてるはずなのに、そんな気分には全くならない内容はなんなんだろう・・・むしろバレるかバレないかハラハラすらします。それは偽造することが「犯罪」ではなく、「職人として」作ってみたい、技を試してみたい、というところから入っていったからなのかも・・・?
途方も無い作業を繰り返し、得たお金は馬券に消えていく。
そんな「自己満足」の世界。
しかもやられたJRAは気がついていなかったというんだから、笑える。
- 中山 兼治
- 馬券偽造師
最近文庫化された方です。
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